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【制作記事】寄木調リストレストを自作しました(かんたん)

ふと思い立ってリストレストを作ってみました。
面白いものを見つけて、それを使って寄木調なリストレストを作ってみました。
作り方を以下にご紹介します。
簡単に作れますので、ご興味のある方はぜひおためしください。
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ある日アマゾンを眺めているとこんな商品を発見しました。
約10mm四方の銘木でできた5色の角材が、色々なサイズでカットされたものです。
価格は税込1,870円でした。

よせ木カラーウッド 5色 120ピース B08-7040
https://amzn.to/3OStVZF

これをうまく組み合わせたら、面白いデザインできれいなリストレストが作れるのでは?と思い、早速購入しました。
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どのキーボードに合わせて作ろうかなと考えました。
5年ほど前に作った、ウッドプレートのZincキーボードだったら似合うかなと思って、合わせて作りました。
Zincキーボードについては、以下ページをご覧ください。

分割型オール1uロースタッガードキーボード:Zinc
Zincはこうして生まれた
http://www.sho-k.co.uk/tech/735.html

ちなみに使った道具は以下のものです。
近くのホームセンターで入手できるものを使っています。
・定規
・カッター
・厚紙(型紙用)
・紙やすり・布やすり(#60, #120, #240, #300, #500, #1000)
・のこぎり(小さめのもの)
・木工用ボンド
・クランプ
・純正荏油(オイルフィニッシュ用)
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それでは作業を開始します。

まずはZincのサイズにあわせて適当な厚紙をカッターで切って型紙を作ります。

角材のパーツを並べてみます(左上の画像)。
5色の角材が3種類のサイズありますので、同じ材や長さのものが重ならないように配置を決めてゆきました。
また角材の太さが微妙に異なっていたり、直角が出ていないもの、端が欠けているものもありますので、よいものを選んで決めてゆきます。
この時に、気になる部分には紙やすりをかけておきました。

配置が決まったら接着です(右上の画像)。
まずは横一列の一本を作成します。
底面と片側の側面をしっかり押し付けて平面を出します。
2本を接着する時は、平面の出ている片側の側面同士を接着します。
そうすると2本の接着面のすきまができづらくなります。
2本を接着したら、上下の側面を紙やすりでしっかりと平滑にします。

次は2本を接着したものそれぞれを接着してゆきます(左下の画像)。
きちんと平滑になっているか、ボンドを塗る前に確認しましょう。
私は適当にやったので一部すきまが空いてしまいました...
型紙を使って位置をあわせます。

接着の際はクランプを使いました(右下の画像)。
クランプをお持ちでなくても、接着時に数分手で強く押さえれば大丈夫だと思います。
翌日まで放置します。
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接着がうまくできたら、型紙に沿って端をのこぎりでカットします。
カットしたら、あとは紙やすりで頑張って平滑にしてゆきます。
ここでの頑張りは美しさを左右します。

もう十分に磨いた!となりましたら、オイルを塗ります。
私は荏油(えあぶら)を使いました。
普通のオイルではなく、木工用のオイルで、塗って二日ほどおくと乾燥するオイルです。1,100円くらいです。

マルタ 純正荏油 150ml
https://amzn.to/3ORHAkM

いろいろな種類の木工用オイルがありますが、これは石油系の匂いがしない(独特の香りはしますが)ので、室内で作業してもあまり気になりません。
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オイルを手頃な布に染み込ませて塗ってゆきます。
オイルを塗ると、木材の色が鮮やかになります。
この瞬間が楽しいのです。
ただ、アラも急に目立つようになります...
塗ったら2日ほど乾燥させます。

なお塗った後の布はそのまま捨てずに、水で湿らせてから捨ててください。発火の危険があります。
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乾燥が終わったら、高さ調整です。
私は持っていたコルクシートに両面テープを貼って調整しました。
重ねて貼ることで高さや角度を調整できます。
あまり強力でない両面テープを使うとやり直しも効いて便利です。

コルクシートだと若干滑る感じもするので、もしかするとフォームシートやゴムシートを使ったり、ゴム足を貼るほうがいいかもしれません。
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完成です!
近くで見るとアラはありますが、まあまあいい感じに仕上がりました。
Zincの色合いや質感にもマッチしているのではないかと、自画自賛しています。
作るのも楽しいですし、眺めて愛でるのも楽しいですね。
さらに道具としても使えます。

ちょっと凝りすぎた感もありますので、1cm厚程度の銘木の板を買って作るのもありだと思います。

ぜひ一度おためしいただければ幸いです。
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